場所:金沢大学VDECサブセンター
日時:2000年3月6日,7日(9:00-17:00)(2日間)
内容:HSPICE講習会
参加人数:25名(金沢大学の学生を含めると32名以上)
感想:NTTアドバンステクノロジ(株)西海様、高橋様を講師に迎え,同社のHSPICEベーシックトレーニングコースをもとに講習会が開催された.3月に入りようやく暖かくなってきた金沢の地に全国からたくさんの受講者が集まった.講習会はHSPICEの起動方法からHSPICE内部のアルゴリズム,非収束の場合の対処方法まで一通り基本を説明する内容であった.講習会は概ね好評で,アンケートではHSPICEトレーニング上級編を希望される方が多かった.
場所:広島大学VDECサブセンター
期間:平成12年3月27日から28日(10:00-17:00)(2日間)
講師:原田豪彦 氏(イノテック ケイデンステクノロジー事業部)
参加人数:22名
感想:Physical Design Verification Diva(初日), Dracula(2日目)による各種設計検証手法について,それぞれツールの機能/操作及び検証フローの概要説明と,ラボデータを使用したオペレーション・デバッグ方法の演習を実施した.DRC/Extract/LVS/LPE/PREなど各機能のルール記述方法に重点をおいており,これまでにLSI設計を経験している参加者にとっては効果的な利用法習得の機会であり,すぐに今後の設計に反映できる内容であった.
日時:平成12年3月22日(木), 23日(木), 24(金)
初日は 10:00〜17:00, 他の日は 10:00〜16:00
場所:大阪大学VDECサブセンター
講師:山腰 由紀夫氏(日本シノプシス東京本社 技術本部)
玉那覇 仁氏(日本シノプシス東京本社 技術本部)
トレーニング内容
参加者数:24名
感想:上級者向けの講習会という事で、かなり片寄った内容になるのではという危惧があったが、実際にツールを使用する上で必要な情報が多く, 有益な講習会であったと思う。演習も時間が多く取られており、解答も丁寧に書いてあるので分りやすかった。難易度としては、デザインコンパイラを使いはじめたばかりの人にはかなり厳しいものがあるが、ある程度合成スクリプトが読める人には最適な内容であった。合成スクリプトをバリバリ書ける人は大体知っている内容ばかりといったところである。
VSS の方は一からゲートレベルシミュレーションまで、やや駆け足ではあるが、内容の濃い講習であった。ただ、演習は実際には使わないと思われる機能が多く含まれていたように思うが、機能を一通り使ってみるという点からはやむを得ないかもしれない。
シノプシスの講習会はテキストと演習問題がかなりよくできており、講師の方も何とか分ってもらおうという姿勢が感じられて、非常に良かった。
場所:東北大学大学院工学研究科電気系内 VDEC東北大サブセンター
(工学部電気情報系南実験棟144-1号室)
日時:平成12年3月30日(木),31日(金)共に10:00〜17:00
参加者数: 19名
講師:渋沢 英明 氏
(メインゲートエレクトロニクス株式会社,技術本部,P&Rグループ,主任技師)
トレーニング内容:
感想:初日は,セルライブラリデータベース構築や外部データの入出力を行うツールであるMilkywayに関して講習と実習が行われた。2日目は,配置配線ツールであるApolloに関して講習と実習を行った。また,ゲートアレイ向けの配置配線ツールであるApollo GAと,タイミングドリブン配置配線に関する講習も行われた。全体として初心者のユーザを対象としたが,講師の説明も大変わかりやすく,初心者でも理解できるレベルであった。反面,中・上級者には物足りなかったかもしれない。募集時に,対象レベルをもっと明確にしておくべきだった。また,MilkywayおよびApolloとも,それぞれ一通りの講義を全て終えてからまとめて実習を行ったが,ステップ・バイ・ステップで実習を挟みながら講習を進めていったほうがメリハリが出て良かったと思われる。また,実習の時間をもう少し多く取って,実習主体で進めても良かったかもしれない。