第1回 LSI IP デザイン・アオード、IP募集のお知らせ
LSI IP デザイン・アオード運営委員会は、システムLSIの開発に必要なIP(Intellecutal Property)を募集します。 対象となるIPは、LSIの機能回路やミドルウェアなどのソフトです。初年度に当たる98年度は大学関係者が対象で、締め切りは98年11月6日です。優秀なIPを開発した応募者(20件以上)には、開発助成金200万円(最高)、研究奨励金100万円、公開奨励金50万円(最高)を授与します。また、日経BPの各媒体を通して、その技術を紹介します。
LSI IP デザイン・アオードは、半導体メーカー、大学、日本開発銀行および日経BP社が中心となり、この6月に創設されました。独創的で優れたIPの開発を支援することにより、LSI産業ひいてはエレクトロニクス産業の発展に大きく貢献することを目的としています。次年度以降は、ベンチャー企業などに対象を広げる予定です。
注) IP:Intellecutal Propertyの略で、半導体ではシステムLSIの設計に必要な設計資産を意味します。具体的には、機能回路やミドルウェアなどのソフト資産を指します。
主催
LSI IPデザイン・アオード運営委員会
財団法人 電気・電子情報学術振興財団
LSI IPデザイン・アオード運営委員会 (98年7月8日現在、敬称略)
- 委員長 (財)国際超電導産業技術研究センター 副理事長
- 超電導工学研究所 所長 田中昭二
- 副委員長 東京大学大規模集積システム設計教育研究センター 教授 浅田邦博
- 委員 松下電器産業(株) 常務取締役 佐野令而
- 委員 日本電気(株) 副社長 佐々木元
- 委員 (株)東芝 常務総合企画部長 香山晋
- 委員 沖電気工業(株) 社長 篠塚勝正
- 委員 三菱電機(株) 取締役 長澤紘一
- 委員 (株)日立製作所 常務取締役 石橋正
- 委員 富士通(株) 取締役 星川龍輔
- 委員 ローム(株) 常務取締役 疋田純一
- 委員 日本開発銀行 情報・通信部長 鹿島文行
- 委員 (株)日経BP社 社長 吉村久夫
協賛
- 東京大学大規模集積システム設計教育研究センター
- 半導体産業研究所(予定)
- 半導体理工学研究センター
後援(98年7月8日現在)
- 松下電器産業(株)
- 日本電気(株)
- (株)東芝
- 沖電気工業(株)
- 三菱電機(株)
- (株)日立製作所
- 富士通(株)
- ローム(株)
- 日本開発銀行
- (株)日経BP社
応募要項
対象
システムLSIを実現するためのハード設計資産およびソフト設計資産を対象とする。ハード設計資産はLSIの回路を意味し、1)アルゴリズム、2)ソフトVC(Virtual Component)、3)ハードVCの三つの分野に分かれる。ここでアルゴリズムとは、LSI回路を設計することを目的に書かれた動作記述を言う。また、ソフトVCとはRTL(Registor Transfer Level)記述または構造記述を、ハードVCとはハードマクロコアを意味する。ソフト設計資産はミドルウェアなどのソフトウェアで、特に分野を指定しない。
募集は自由部門と課題部門に分かれる。自由部門では、応募者自身が自由にテーマを決める。課題部門はLSI IPデザイン・アオード運営委員会がテーマを指定する。課題部門のテーマは別途設定する。
審査基準
1)創造性が高いなど、2)性能が高いなど、3)実績など。
上記審査基準をすべて満たす必要はない。どれか一つに優れたものであればよい。
表彰
受賞者には、開発助成金200万円(最高)、研究奨励金100万円、あるいは公開奨励金50万円(最高)を授与する。受賞者は、LSI IPデザイン・アオード運営委員会が設ける表彰式(1999年3月予定)の中でLSI IPの概要を発表しなければならない。
応募資格
この賞は、締め切り時点で、大学や高等専門学校、公的研究機関に籍を置く、教官、研究者、学生を対象とする。国籍は問わない。
問い合わせ先
LSI IPデザイン・アオード事務局
〒102-8622 東京都千代田区平河町2-7-6
日経BP社電子・機械局第一開発
宮崎 信行
TEL 03-5210-8487
FAX 03-5210-8510
E-mail nobumiya@nikkeibp.co.jp
賞に関する最新および詳細情報は http://www.nikkeibp.co.jp/IPJapan/ に掲載
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