コースM1: MEMS 設計と演習

日程: 平成30年7月9、10日 2日間
定員: 35名
場所: 東京大学本郷キャンパス 武田先端知ビル 1階セミナー室
講師: 三田吉郎 (東京大学 准教授)
講義内容
7/9
10:00-10:30
MEMSの基礎1:作製法
10:30-12:00
MEMSの基礎2:構造力学による機構解析(1)
13:00-14:00
MEMSの基礎2:構造力学による機構解析(2)
14:00-15:00
実習1:機構解析シミュレーション
15:00-15:30
MEMSの基礎3:電気磁気学による力解析
15:30-16:00
MEMSの基礎4:力学による振動解析
16:00-17:00
実習2:シミュレーションによる振動解析
17:00-18:00
実習3:自由課題(振動子の設計1)
7/10
10:00-10:30
電子回路との融合・統合シミュレーション
10:30-12:00
実習4:Verilog-A/SPICEによる連成解析
13:00-14:00
レイアウト設計実習(CADアートワーク)
16:00-18:00
実習5:自由課題(振動子の設計2)
講義詳細:
        
講義題目: MEMSの基礎
講師氏名: 三田吉郎 (東京大学 准教授)
概要: Micro Electro Mechanical Systems (MEMS)は,単体の部品としては1960年代から研究開発されてきたものですが,特に90年代の前半から,半導体微細加工技術と結びつき,微細パターニングを行なった電気機械部品として登場して以来,加速度・角速度を始めとする「センサ」,光プロジェクタを始めとする「アクチュエータ」等に用いられるようになり,現在では携帯部品にまで使われるようになっています.本コースでは,まず座学によりMEMSの考え方の基礎を学び,二日目には実際に自分の手を動かして,CADソフトウェアを利用して面内振動型のマイクロアクチュエータを設計してみます.(別募集となるコースM2:試作コースを受講する際に前提として知って欲しい内容を講義します).

演習で使うCADツール
有限要素解析ソフトウェア レイアウト設計(Cadence Virtuoso) CMOS-MEMS連成シミュレーション(Synopsys HSPICE)

コースM2: MEMS 試作と評価

日程: 平成29年 7/23, 24, 25
定員: 10名程度
場所: 東京大学本郷キャンパス 武田先端知ビル 1階セミナー室,スーパークリーンルーム
講師: 三田吉郎 (東京大学 准教授)
講義内容
7/23
10:00-18:00
CAD設計・解析
7/24
9:00-18:00
リソグラフィ,エッチング,リリース
7/25
9:00-18:00
振動解析測定
講義詳細:
        
題目: MEMS面内振動子の設計試作評価
講師氏名: 三田吉郎 (東京大学 准教授)
概要: 座学とCADシミュレーションによる理解を補完するため,実際にSilicon on Insulator (SOI) 一層からなる,面内振動型のMEMSマイクロアクチュエータ素子を設計し,東京大学が世界に誇る「ナノテクノロジー・プラットフォーム東京大学微細加工拠点」「武田先端知《クラス1》スーパークリーンルーム」の電子線描画装置・深掘りエッチング装置を用いて試作,振動解析測定装置によって周波数特性の測定と評価を行ないます.あらかじめコースM1:座学と演習によるコースを受講しておくと理解が深まります.

演習で使う装置
有限要素解析ソフトウェア レイアウト設計(Cadence Virtuoso) 高速大面積電子線描画装置(ADVANTEST F5112+VD01) 深掘りエッチング装置(Alcatel MS-100) 振動解析装置(Polytec MSA-500)

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