本年度のCAD利用申込の初回の申込〆切は平成18年4月21日午後5時とし、 それまでにCAD利用に関する覚書を署名の上、VDECセンター長宛にお送り頂き、 なおかつCADの利用申請をされた方に対して、ライセンスサーバの設定は5月上旬より有効となるように設定する。 ただし、5月中は隔週でサーバの更新を行なう予定であるが、 その後更新する予定はないので、ご了承ください。
更新の申し込みの際には、更新後、利用アドレスの確認を必ず行なって下さい。
また、メディアのリクエストは全てクリアされますので、 メディアが必要な場合には必ず更新後に利用登録のページを再度アクセスしメディアのチェックを 行なって下さい。
なお、4月中は平成17年度、平成18年度の登録のいずれでも利用頂けるように設定するが、 4月中に継続申し込みを頂けない場合、あるいは4月21日までに覚書をお送り頂けなかった場合には、 5月以降アクセス制限ファイルに入らなくなり、利用いただけなりますことを御了承下さい。
CAD利用の登録にあたっては、あらかじめセンターが配布したアカウントを用いる必要があります。 まだ登録されていない方は、以下の登録のページを用いて登録してください。 後日アカウントおよびパスワードをお知らせ致します。
VDECにおけるCADの利用、申請者に各ツールをFTPにより配布し、 WAN(Wide Area Network: 俗にインターネットと呼ばれているもの)を利用して、 全国10箇所の拠点校に設置する ライセンスサーバを参照する事で運用する形態を想定しております。 申し込みに際しては、ホスト名を同時に登録して頂き、それを基にして いずれのライセンスサーバを参照するかを決定し、 ライセンスサーバへのアクセス制限の設定を行います。 同時に、ライセンスサーバを参照する為に必要なライセンスファイルの配布を行います。 なお、ライセンスファイルは、最寄りのライセンスサーバへのアクセス用のライセンス ファイルに加えて、東大VDECのライセンスサーバ用のライセンスファイルも 使用できるようにしておりますので、一方が利用不能な場合に他方を利用するなどを 適宜行なって下さい。
実際のツールの実行はあくまでも登録された計算機上で行うのですが、 ツールの起動毎および使用中の一定期間毎に にライセンスサーバへの認証が行われるため、ネットワークに接続されていない 計算機からの利用は出来ません。
また、学内の事情によりファイアーウオールを経由したアクセスしか認められていない 場合には、CADが利用しているポートのパケットを透過させ、さらにDNS でホストとIPアドレスの 検索が可能である場合に限って使用することが可能となります。
アドレスの検索に関しては .ac.jp を必用条件としておりますが、大学/高専として、 非.ac.jpドメインに移行する場合には、非.ac.jpドメイン利用申請を 行っていただきますようお願い致します。
利用可能な計算機の種類に関しては現在の所 SUN Solaris 8以上 (今後順次上位バージョンへ移行しサポート対象外となっていくものと思われますので および Redhat Linux 7.2以上となっておりますが、 その他の計算機でも使用可能なツールが存在する場合もございますので、 御連絡下さい。ただし、その場合にはサポート等の問題が発生する場合もありますのが御了承下さい。
ライセンス数に関しては、1ワークステーション1ライセンスを原則と 考えておりますが、1ワークステーションで同時に同じツールを複数使用する 事を想定されている場合には、同時に必要なライセンス数を登録するよう お願い致します。このライセンス数の登録に関しては、実際のライセンスの 配分に利用する為、登録ライセンス数を越えて使用されると他のユーザの 利用に支障が起きる場合も予想されますので出来る限り正確な本数を登録 して下さい。また、授業・演習等での利用を想定されている場合、数10ライセンスが 必要になる場合もあるかと思われますが、授業中のライセンス不足などを防ぐための 対処を行ないますので、授業、演習時間が確定している場合には別途御連絡下さい。
各ツール群の案内はCAD項目 にありますが、簡単に各ツール群に関して紹介致します。
ケーデンス社から提供されているソフトウエアは、
現在業界で最も多く使われている論理合成ツール Design Compilerによる VerilogHDL, VHDL記述の合成、FPGAExpressによるFPGA向けの合成(但し、マッ ピングは各社のツール(Altera:MaxPlusII, Xilinx:XACT etc)が必要)VHDLの シミュレータ VSS による論理シミュレーションVDECのチップ試作においてで 動作レベル記述からの設計を行なう場合、全てのファウンドリー向けの論理合 成ライブラリはDesignCompilerを前提としているため、必須のツール群である。 また、大規模なLSIの回路レベルでのシミュレーションによる検証に種に広く 用いられているEPIC社のシミュレーション関係ツール また、スタンダードセルベースの配置配 線を行なうためのツールAstro/Milkyway、回路シミュレータ HSPICE、回路抽出、DRC Herculus、T-CAD: Medici, etc, など 旧Avant!社の提供可能なツール群一式も、本年よりSynopsys社ツール一式で一喝して申請いただくことと致します。 VDECのチップ試作において自動配置配線を行なう場合、 上記(1)Cadence SiliconEnsambleもしくは本ツールが必要となる。 現時点ではVDECの全てのチップ試作において、本ツールに対応したライブラリ の入手が可能。
現在業界で最も多く使われているMentor社の検証ツール CalibreによるDRC, LVS,xCalibreによる回路抽出が可能.VDECのチップ試作において設計検証を 行う場合,ローム0.35um チップおよび日立製作所0.18um チップの設計に対す るDRC/Extractルールが提供可能.また,SolarisおよびLinux上での動作も確 認できており,非常に高速である。
今後 90nmの試作のキットが準備される予定となっています。
今後ともこの活動をもり立てていくために、みなさまの協力 を得て広く内外に宣伝していきたいと考えています。
つきましては本センターを通じて行ったチップ試作結果等を 論文誌・学会などで発表される際には、末尾あるいは脚注等の適当な箇所に
と記載して頂けますようお願い致します。
また、年度末に、VDEC年報のチップ報告書として、簡単なチップの報告書の執筆を依頼 することになっておりますので、よろしくお願い致します。(サンプル)
VDECのCADメディアに関して、申請後WEBからダウンロードいただけます。